ゆみ丸の自分探し

48歳で適応障害!自分自身と向き合いながら書きたいブログです。

今だから話せること・・・

特別お題「今だから話せること

 

私は現在48歳です。 

32年もたったので「今だから話せること」として書くことにします。

 

私は小さいころから、人(親、先生)の顔色や機嫌をみながら行動する人でした。

原因は出来の良い2つ年上の姉でした。

勉強もできて、バレー部のキャプテン、恋人にも困らない人でした。

嫌いだったわけではないのですが、比べられることが嫌でした。

 

私は、なるべく人に迷惑をかけないように、親が気にしないように気を付けていた気がします。

でも良い子なわけではなかったので、いろいろと見えないところで動き回っていました。

 

強制的に小学校、中学校は姉と同じ学校でしたが、高校は家と姉から離れたくて寮のある学校に行きました。

そこでは誰も私の姉を知らなくて、本当に私自身の居場所のような楽さがありました。

で、いろいろやってみました。

自分でも気が付いてなかったのですが、勉強も意外にできる方でした。

こっそり煙草を吸ってみたりもしました。

 

そのころ【テレクラ】というのがあって、高校生の間でも少し話題になっていました。

【テレクラ】は、電話で見ず知らずの人と出会う怪しい感じのやつでした。

たぶん男性が待機する場所?があって、女性はその場所の電話番号に電話をかける。

それで偶然電話でつながった人と会話して、気が合えば連絡先を交換したりして仲良くなる感じの流れでした。

 

高校生の私は興味津々!!

何度かかけてみました。

 

話が合って、1人の男性と会うことになりました。

かなり距離があったのに車で来てくれて、顔をみて話をしました。

【テレクラ】での出会いに期待はしていなかったのですが、話していて好意を持ちました。

その人は、9歳年上の社会人でした。

見た目は理想像とは違っていたのですが、私は年下で高校生なのに、言葉や態度がとても優しくて、何より1番驚いたのが私の話に「すごいね!」ってなんの抵抗もない表情で言われたことです。

とても嬉しかったのを強烈に覚えています。

 

それから相手の男性も気に入ってくれたみたいで、連絡を直接とるようになり、付き合う(彼氏彼女関係)ことになりました。

 

本当に魅力のある人で、高校生の私から見たら、働いていることもカッコよく、車を運転する姿もカッコよく、優しい話し方や動作全てがカッコよくて、一時期は彼の身体の一部分になりたいと本気で思うほどベタ惚れでした。

 

私が高校生の間は、毎日電話したり、毎週日曜日にはデートしたり、お互いに合えない時には手紙をたくさん書いたりして、とても仲良くしていました。

私は高校を卒業してすぐ就職したのですが、もちろん彼に会えるように近くの会社に就職して、会社の寮に入ることにしました。

彼もそれまでは実家暮らしだったのに、私の寮の近くに独り暮らしを始めてくれました。

私の親にも会ってくれて、親公認でつきあうことになりました。

平日でも時間が合えば顔を見に行き来できて、泊りにも行くことができました。

何年たっても彼は優しくて、私のくだらない話を楽しそうに聞いてくれました。

笑顔のかわいい年上の恋人でした。

 

つきあい始めて4年たったころ、私は彼から「距離をおこう」と言われました。

今思えば、私があまりにも彼に依存していたのが原因だと思います。

でもその時の私には理解できませんでした。

(なんで?私が?)

(フラれるくらいなら、フッてやる!)

そんな考えしか持てなくて「距離をおこう」の意味も聞かずに、私から別れてしまいました。

何度か「やりなおそう」と連絡してくれたのに、私の小さなプライドのせいで素直にはなれず完全に別れてしまいました。

最後まで、本当に大好きだったのに。

 

今現在、その時の彼とラインが繋がっています。

お互いに結婚して子供もいます。

年に一度くらいしか連絡を取り合うことはないのですが、それでも大好きだった彼と繋がっていることは、とても幸せです。

もちろん、会ったりしていないです。

私は会いたいと思ったりしますが、彼は昔と変わらずとても優しく奥様を大切にしていることが、文章から伝わるので・・・

 

4年間でしたが、私にとって女性に生まれて一番幸せな時間でした。

かなり時間が経ってから気が付いたのですが、私が髪の毛を結べるくらいのばしていたのも、私服でスカートを着ていたのも、彼と付き合っていた時だけです。

(かわいくありたい)と自然に思っていたんだと気が付いて、自分で笑いました。

 

今となっては笑い話ですが、【テレクラ】していたことを親が知ったらビックリします。

そして、4年間つきあってくれた彼も、私がこんなに好きだったことを知ったらビックリしてラインを消されてしまうかもしれませんが、ラインを消されないように距離は守りますので、このまま・・このまま・・・